Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを

GitLabは現地時間2025年6月11日、セキュリティアップデート「GitLab 18.0.2」「同17.11.4」「同17.10.8」をリリースした。複数の脆弱性を解消しており、早期の更新を呼びかけている。

「同Enterprise Edition(EE)」「同Community Edition(CE)」においてあわせて10件の脆弱性へ対処したもの。

今回の修正に重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなかったが、重要度が次に高い「高(High)」とされる脆弱性が4件含まれる。

具体的には、HTMLインジェクションの脆弱性「CVE-2025-4278」やクロスサイトスクリプティング(XSS)の「CVE-2025-2254」。いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「8.7」と高い。

「GitLab Ultimate EE」においてCI/CDパイプラインへ悪意あるジョブを挿入されるおそれのある認可不備の脆弱性「CVE-2025-5121」がCVSS基本値が「8.5」、サービス拒否が生じるおそれがある「CVE-2025-0673」が「7.5」で続いている。

このほか、「中(Medium)」とされる脆弱性5件や「低(Low)」とされる1件について修正した。バグなどの修正も行っており、利用者に対して早急にアップデートを講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正