Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数「VPNアプリ」に「Cookie」窃取されるおそれ - 一部ベンダーは反論

複数の「VPNアプリケーション」で、「Cookie」を安全に格納しない問題が存在するとしてセキュリティ機関が注意を呼びかけている。一部ベンダーは脆弱性と認めておらず、反論している。

複数ベンダーのVPN製品で、認証やセッションの管理に用いる「Cookie」をメモリやログへ不適切に保存する問題が明らかとなったもの。窃取されると「なりすまし」に悪用されるおそれがある。

Palo Alto Networksが「Windows」や「macOS」向けに提供するVPNクライアント「Palo Alto Networks GlobalProtect Agent」で明らかとなったほか、Pulse Secureの「Pulse Connect Secure」やF5 Networksの製品についても同様の問題が指摘されている。

Palo Alto Networksでは、脆弱性「CVE-2019-1573」として対処。アップデートとなる「GlobalProtect Agent 4.1.1」をリリースした。それ以外のベンダーに関しては、1月に通知済みだが修正方法などの説明はないという。

(Security NEXT - 2019/04/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
国勢調査の回答状況確認表が所在不明 - 石垣市
エキストラ募集メールに誤リンク - 修正漏れで別人宛に
岐阜県の結婚支援サイトが改ざん - 個人情報流出は否定
国会図書館のシステム開発再委託先で侵害 - 影響範囲を調査
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開