IPA、早期警戒パートナーシップガイドラインの改訂案 - 脆弱性取扱を法的側面から整理
情報処理推進機構(IPA)は、脆弱性関連情報の流通や対策を推進するための指針を示した「早期警戒パートナーシップガイドライン」の改訂案を公開した。脆弱性情報の入手方法やリバースエンジニアリングの問題点など法的側面からあらためて整理を行ったという。
情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会の活動成果として公表したもの。2018年度における同研究会の成果報告とともに、「情報システム等の脆弱性情報の取扱いにおける法律面の調査報告書」の改訂版と、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」の改訂案を公開した。
「情報システム等の脆弱性情報の取扱いにおける法律面の調査報告書」では、脆弱性情報と取り扱いルールに関して、近年の法制度の状況を踏まえ、パートナーシップの法的解釈について再度整理を実施。
具体的には、違法な手段で入手された脆弱性情報や、リバースエンジニアリングにおける問題点、脆弱性調査をめぐる法的事件などを検討し、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」における法的関連記述の逐条解説について見直した。
またこれら法律面などの検討のほか、ソフトウェアの脆弱性に対する対処状況について実態調査を踏まえ、調整不能となった案件の公表手続きについて検討を実施し、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」の改訂案を策定した。
(Security NEXT - 2019/04/05 )
ツイート
PR
関連記事
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
「CODE BLUE 2025」まもなく開催 - CFP応募は前年比約1.6倍
先週注目された記事(2025年11月9日〜2025年11月15日)
「Androidアプリセキュアコーディングガイド」英語版を公開 - JSSEC
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
