「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」に新版 - 2年4カ月ぶりの大幅改訂
情報処理推進機構(IPA)は、中小企業に求められるセキュリティ対策を示した「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」の第3版を公開した。専門用語を避け、理解しやすいよう工夫したという。

中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン
同ガイドラインは、個人事業主、小規模事業者を含む中小企業において、経営者が実施すべきセキュリティ対策の指針や、組織内で対策を実践する際の手順や手法についてまとめたもの。経営者編と実践編で構成されている。
2016年11月に公開された第2版から2年4カ月ぶりの改訂となり、クラウドサービスの利用が進む現状や「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」の改訂などを受けて内容を刷新。
さらに専門用語の使用をできる限り避け、ITに詳しくない中小企業の経営者にとって理解しやすい表現となるよう工夫したという。
中小企業においてITの活用が進む一方、サイバー攻撃が巧妙化しており、事業に悪影響を及ぼすリスクが高まっていると同機構は指摘。サプライチェーンを構成する中小企業が狙われるケースもあり、早急に対策を講じるよう呼びかけている。

ガイドラインの目次
(Security NEXT - 2019/03/20 )
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