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VMwareの複数製品に「runc」の脆弱性 - 一部製品にアップデート

コンテナのランタイム「runc」に脆弱性が見つかった問題で、VMwareは、影響を受ける同社製品向けにアップデートを開始した。

細工したコンテナより「runc」のプログラムを上書きし、ホスト上でコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2019-5736」へ対応したもの。

「VMware Integrated OpenStack with Kubernetes」「VMware PKS」「VMware vCloud Director Container Service Extension」「vSphere Integrated Containers」が影響を受けるという。

同社では、脆弱性へ対応したアップデートとして「PKS 1.3.2」「同1.2.9」および「同CSE 1.2.7」をリリースした。ただし、一部製品については保留とし、パッチが未提供の状態となっている。

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「CVE-2019-5736」への対応状況7(表:VMware)

(Security NEXT - 2019/02/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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