「Chrome 72」が公開、セキュリティに関する修正は58件
Chromeの開発チームは、デスクトップ向けブラウザの新版「Chrome 72」をリリースした。深刻な脆弱性へ対処している。
「Windows」や「macOS」「Linux」向けに「同72.0.3626.81」の提供を開始したもので、あわせて58件のセキュリティに関する修正を行ったという。
開発チームが明らかにした主要な修正内容を見ると、4段階中もっとも重要度が高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は1件。通信プロトコル「QUIC(Quick UDP Internet Connections)」の実装に関する脆弱性「CVE-2019-5754」へ対処した。
次いで重要度が高い「高(High)」とされる脆弱性は17件。「V8 JavaScriptエンジン」の実装や解放後のメモリへアクセスする「Use After Free」、バッファオーバーフロー、型の取り違えなどの脆弱性を解消している。
さらに「中(Medium)」とレーティングした12件の脆弱性や、「低(Low)」4件について修正した。
(Security NEXT - 2019/01/30 )
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