2018年「セキュリティ10大脅威」 - 注目高まる「サプライチェーン攻撃」
情報処理推進機構(IPA)は、2018年に社会的影響が大きかった情報セキュリティ上の脅威を「情報セキュリティ10大脅威2019」として発表した。
同ランキングは、セキュリティ分野の研究者や企業の実務担当者など約120人の投票によって決定したもの。「個人」と「組織」にわけて上位10項目を選出している。
組織における脅威では、「標的型攻撃による被害」が前年と同様にトップ。「ビジネスメール詐欺による被害」が前年からランクをひとつあげて2位となった。3位は前年2位だった「ランサムウェアによる被害」だった。
またあらたな脅威として「サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃の高まり」が4位。子会社や委託先など、サプライチェーンにおけるセキュリティ対策が不十分な組織が侵害の契機となるおそれがあるとして、関係者の関心が高まっている。
(Security NEXT - 2019/01/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
JNSA、生成AIの安全利用に向けて脅威や対策を整理
JPCrypto-ISACが設立 - 暗号資産業界の情報共有など推進
先週注目された記事(2025年3月2日〜2025年3月8日)
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
先週注目された記事(2025年2月23日〜2025年3月1日)
侵入後に即攻撃するランサムウェア「Ghost」に注意 - 70カ国以上で被害
先週注目された記事(2025年2月2日〜2025年2月8日)
先週注目された記事(2025年1月26日〜2025年2月1日)
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
先週注目された記事(2025年1月19日〜2025年1月25日)