Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Linuxのパッケージ管理ツール「apt」に脆弱性 - 不正プログラム実行のおそれ

一部Linuxディストリビューションが、パッケージ管理に採用している「apt(Advanced Packaging Tool)」に、リモートより任意のコードが実行されるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。

同ツールを用いてパッケージをインストールする際に、マンインザミドル(MITM)攻撃や悪意あるミラーから不正なプログラムをダウンロードさせることが可能となる脆弱性「CVE-2019-3462」が明らかとなったもの。セキュリティ研究者のMax Justicz氏が報告した。

プログラムの署名の検証プロセスに問題があり、不正なプログラムをダウンロードし、root権限で任意のコードを実行されるおそれがあるという。

今回の報告を受け、DebianやUbuntuなど一部ディストリビューションでは、アップデートの提供を開始。またリダイレクトを無効にする緩和策を案内している。

(Security NEXT - 2019/01/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開