Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

1月のMS月例パッチ、ファイルサーバ適用時に不具合

米時間1月8日に公開されたマイクロソフトの月例セキュリティ更新を適用すると、特定環境下でファイルサーバに接続できなくなる問題が発生することがわかった。

同社によると、月例ロールアップ「KB4480970」「KB4480968」や、セキュリティ更新プログラム「KB4480960」「KB4480957」に問題が存在。「Windows 7 SP1」「Windows Server 2008 R2 SP1」へ適用した際に不具合が生じるという。

「Administratorsグループ」に所属するローカルユーザーでファイルサーバへアクセスする際、NTLM認証に問題がありアクセスに失敗。共有フォルダやネットワークプリンタへアクセスが行えなくなる状態に陥る。

同社では修正プログラムの準備を進めている。また「Administratorsグループ」に所属しないローカルアカウントや、ドメインアカウントを用いてアクセスした場合は影響を受けないとし、回避策としてアナウンスしている。

(Security NEXT - 2019/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Atlassian、前月更新で「Jira」など4製品の脆弱性を修正
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
MS、月例セキュリティ更新を公開 - ゼロデイ修正パッチが一部準備中
SAP、3月の月例パッチを公開 - 新規アドバイザリ21件を公開
米当局、Windowsに対するゼロデイ攻撃に注意喚起
MSが3月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性6件を修正
Ivantiの「ISAC」「N-MDM」に脆弱性 - アップデートで修正
Atlassian、前月の更新でのべ12件の脆弱性に対応
米当局、悪用が確認されている脆弱性6件に注意喚起