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日立IAのeラーニングサービスに不正アクセス - コインマイナー埋込

日立インフォメーションアカデミーが提供する一部eラーニングサービスの配信サーバが不正アクセスを受け、サービス上に仮想通貨の採掘プログラムを埋め込まれたことがわかった。利用者が影響を受けた可能性がある。

ITやセキュリティ、ビジネススキルなどをブラウザ上で学ぶことができる同社の「ナビ機能付きeラーニングサービス」において、委託会社が管理する配信サーバが不正アクセスを受けたもの。

同サービスでは、10月29日15時半ごろに障害が発生、利用できない状態に陥ったが、その後の調査で、サービスとは関係ないプログラムが埋め込まれていたことが判明した。

埋め込まれたのは、ブラウザ上で動作し、仮想通貨を採掘するいわゆる「コインマイナー」。同日に同サービスを利用した場合、本来必要とされるより多くのCPUのリソースが消費され、システムが不安定になるなど、影響を受けた可能性があるとしている。

(Security NEXT - 2018/12/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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