Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オムロンの制御機器向けツールパッケージに複数脆弱性

オムロン製の制御機器向けツールパッケージ「CX-One」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートがリリースされている。

同製品は、「PLCプログラミングツール」などをはじめ、FAの設計や運用に必要なツールを提供するパッケージ。今回、「CX-One 4.42」に同梱されている「CX-Programmer 9.66」「CX-Server 5.0.23」に脆弱性が判明した。以前のバージョンも影響を受ける。

これら製品には、細工されたプロジェクトファイルを処理することにより、バッファオーバーフローが生じる「CVE-2018-18993」や、解放済みメモリの使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2018-18989」が存在。悪用された場合、アプリケーションの権限で任意のコードを実行されるおそれがある。

同社ではアップデートを用意。セキュリティ機関なども注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2018/12/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
SWITCHBOT製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
「Fluent Bit」に認証回避やRCEなど脆弱性 - アップデートで修正
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
認証管理製品「Devolutions Server」に複数脆弱性 - アップデートを提供
米当局、工場設備向け「ScadaBR」のXSS脆弱性悪用を警告
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数