Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

コンテナ管理の「Kubernetes」に深刻な脆弱性

コンテナ管理に用いるオープンソースのフレームワーク「Kubernetes」に深刻な脆弱性が含まれていることが明らかとなった。アップデートがリリースされている。

同ソフトウェアのAPIサーバにおいて、認証をバイパスして権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2018-1002105」が明らかとなったもの。

細工したリクエストによりAPIサーバへ接続し、管理者権限のもとバックエンドで動作するクラスタの操作が可能になるという。

開発チームは、脆弱性を修正した「同1.12.3」「同1.11.5」「同1.10.11」をリリース。早急に最新版へアップデートするよう推奨している。また今後公開予定の「同1.13.0」に関しても修正済みだとしている。

(Security NEXT - 2018/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因