Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

今治タオルの通販サイトで改ざん - 偽決済画面誘導でクレカ情報詐取

8月19日にシステムの脆弱性を突く不正アクセスがあり、一部ページが改ざんされた痕跡を確認。6月や7月末のバックアップファイルに改ざんされた痕跡が見られないことを理由に、同社では8月19日16時19分から同月22日18時37分にかけて注文した顧客の情報が、特に流出した可能性が高いとしている。

またアクセス解析の結果においても、偽のクレジットカード入力画面からリダイレクトされたユーザー数が、8月19日以降増加していたことを確認したという。

一方、改ざんされたファイルのタイムスタンプが5月8日となっており、すでにアクセスログが残っておらず、不正アクセスの有無も確認できないことから、同日以降に被害が生じている可能性も否定できないとして、対象期間を5月8日から8月22日までとした。

同社では、対象となる顧客にメールと電話で事情を説明。心当たりがない請求が行われていないか確認するよう呼びかけた。また警察と個人情報保護委員会へ報告を行っている。

20181025_io_002.jpg
偽画面からのリダイレクトされたユーザー数推移(画像:伊織)

(Security NEXT - 2018/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

開発リポジトリでクラウドアクセスキーを誤公開 - ビール定期便サービス
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社
予約管理システムから個人情報が流出した可能性 - 呉竹荘
笹だんごの通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
教員2人のメルアカ侵害、差出人情報流出のおそれ - 中央大
都委託先でサポート詐欺被害 - 個人情報流出のおそれ
人事データやメールの不正閲覧で職員を処分 - 奈良市
すかいらーく「テイクアウトサイト」 - クレカ情報流出の可能性
登録者にフィッシングメール、メアド流出か - フォトクリエイト
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース