Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

金融分野におけるサイバーセキュリティ取組方針を改訂 - 金融庁

金融庁は、「金融分野におけるサイバーセキュリティ強化に向けた取組方針」を改訂した。あらたな課題への対応や、従来施策の強化などを盛り込んだ。

同方針は、金融システム全体の安定に向けて金融分野におけるサイバーセキュリティの確保を目指し、2015年7月に策定したもの。政府の基本方針「サイバーセキュリティ戦略」の改訂を踏まえ、金融分野においてセキュリティ対策をさらに推し進めるため、今回改訂した。

あらたな課題として、IoTの普及によるデジタライゼーションへの対応、サイバー攻撃に対する各国間連携、2020年東京オリンピック、パラリンピックの開催などを挙げている。また金融機関におけるセキュリティ管理体制の強化、情報共有における実効性の向上、人材育成の強化など、従来からの施策を推進していく。

20181022_fs_001.jpg
、「金融分野におけるサイバーセキュリティ強化に向けた取組方針」のおもな施策

(Security NEXT - 2018/10/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
2023年4Qの不正送金、減少するも高水準 - 平均被害額は大幅増
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
転職による年収アップ、「セキュリティエンジニア」がトップ
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
暗号資産交換業者への不正送金対策を強化 - 金融庁ら
フィッシングURLが急増 - 4割近くが「Cloudflare Workers」のドメイン
2023年3Qの不正送金 - 被害額が約1.5倍に拡大
不正送金被害が前年比5倍と過去最悪 - 年末年始もフィッシング攻撃に警戒を