「FF XIV」に断続的なDDoS攻撃 - 日欧米の全データセンターが標的に
人気オンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」のデータセンターが、10月はじめよりワールドワイドで断続的にDDoS攻撃を受けていることがわかった。一部利用者において接続が切断されたり、ログインしづらくなる障害が発生している。
同ゲームを運営するスクウェア・エニックスによれば、ゲームサーバやネットワーク機器を対象とするDDoS攻撃を受けているもの。日本、北米、欧州の全データセンターが標的となっており、手法を変えつつ断続的に攻撃を展開。データセンターによって異なるパターンの攻撃を受けているという。
攻撃手法によって利用者に与える影響も異なり、もっとも高い頻度で攻撃を受けている欧州のデータセンターでは、攻撃が行われると数百人から数千人規模で接続が切れるおそれがある。また欧州と比較して規模は小さいものの、北米でも同様の影響が生じている。
一方国内のデータセンターでは、一部のISPを利用しているユーザーや、インターネット上の通信経路によっては、攻撃対策の影響で1秒未満の遅延が通信に生じる可能性がある。
同社では、サービス停止に陥らないよう、攻撃パターンに応じて対策を展開しており、引き続き上位ISPと連携しながら対策を進めていくと説明。対策の切り替え時にメンテナンスが必要となる場合は、別途アナウンスを行うとしている。
(Security NEXT - 2018/10/10 )
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