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警察庁把握の標的型攻撃メール、前期から半減するも高水準 - 「Excelファイル」が約半数

攻撃メールに添付されたファイル形式では、「Excel」の割合が前期の8%から49%へ増加。前期から17ポイント減となるものの、「圧縮ファイル」が42%で続き、この2種類で9割を占めた。またWordファイル(8%)も見られた。

圧縮ファイルの中身としては、実行ファイルが89%と突出。2017年下半期の23%から66ポイント増となった。一方前回53%で最も多かった「JavaScript」や、「VBScript(23%)」が激減している。

国内で稼働するコマンド&コントロール(C&C)サーバに関しては、同庁から事業者への働きかけを通じて、2018年上半期に6台がテイクダウンされたという。

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添付ファイルの種類(グラフ:警察庁)

(Security NEXT - 2018/10/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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