TP-Link製のWi-Fiネットワーク管理ツールに複数脆弱性
無線LAN管理ツール「TP-Link EAP Controller」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。利用する古いサードパーティ製ソフトウェアに起因するという。
同製品は、TP-Link製の業務用無線LAN管理ソフト。同社製アクセスポイントを一元管理できる。今回、「同2.5.3」および以前のバージョンに2件の脆弱性が明らかとなった。
Linux向けの「EAP Controller」における遠隔制御で認証を必要としない「Java Remote Method Invocation (Java RMI)」を利用。デシリアライゼーション攻撃でサーバを遠隔操作されたり、コードを実行されるおそれがあるという。
また同梱された「Apache Commons Collections 3.2.1」の脆弱性に起因すると見られる脆弱性が存在。2015年に明らかとなったデシリアライズ処理に関する脆弱性「CVE-2015-6420」の影響を受ける。
アップデートは用意されておらず、セキュリティ機関では、緩和策として「Apache Commons Collections」や「JRE」について対策を講じたバージョンへアップデートするよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/09/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開