「Ghostscript」脆弱性、悪用コード公開済み - 修正版は9月後半
PDFの出力など画像処理に使われる「Ghostscript」に脆弱性が判明した問題で、すでに悪用コードが出回っている。パッチが公開されているが、対策版のリリースは9月後半となる見込みだという。
同ソフトウェアは、Artifex Softwareが開発を手がける「PostScript」や「PDF」などの出力に利用されるオープンソースのインタープリタ。
「-dSAFERオプション」による保護が回避される脆弱性が存在し、脆弱性を悪用されると任意のコマンドを実行されるおそれがある。
すでに悪用コードが公開されている。公開リポジトリ上で修正され、パッチを入手することが可能だが、同パッチを反映した修正版のリリースは9月下旬となる見込みだという。
セキュリティ機関では修正パッチを適用して再コンパイルしたものを利用するか、修正版がリリースされるまで「Ghostscript」の利用を停止するなど、対策を講じるよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/08/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
