アマゾン装うフィッシング - アカウントの「盗難」「閉鎖」など複数口実で誘導
誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)
ショッピングサイト「アマゾン」を装って同サイトの利用者をだまし、アカウント情報を奪うフィッシング攻撃が複数確認されている。さまざまな口実で利用者の不安を煽り、偽サイトへ誘導しようとしていた。
フィッシング対策協議会によれば、複数のフィッシング攻撃を確認しており、フィッシングメールでは、少なくとも8種類の件名が用いられていた。
具体的には、「アカウントが盗まれました」「アカウントの有効期限が切れました」「アカウントは閉鎖されます」「アカウントを保護してください」など、利用者の不安を煽り、アカウント情報のアップデートなどと称して偽サイトへ誘導しようとしていた。
さらに一部メールでは、受信者の氏名をメールの件名の冒頭に記載。なんらかのリストを取得した上でフィッシング攻撃を展開しているものと見られる。
また誘導先として4種類のURLが確認されている。フィッシングサイトは稼働が確認されており、閉鎖に向けて同協議会では、JPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃へ注意を呼びかけている。
フィッシングメールの件名(画像:フィ対協)
(Security NEXT - 2018/08/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
JAバンクの利用者を狙うフィッシング攻撃
本文中の「2次元コード」から偽サイトへ誘導するフィッシング
「ろうきん」利用者狙うフィッシング攻撃が発生
地震に便乗する「フィッシング攻撃」や「偽情報」に警戒を
大規模障害の混乱に乗じる攻撃者 - 偽マニュアルや偽復旧ツール出回る
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
ドメインやホスティングが停止すると不安煽るフィッシングに警戒を
「りそな銀行」かたるフィッシング攻撃の報告が増加
国税庁装うフィッシング攻撃の報告が増加 - 滞納で差押えなどと不安煽る