WordPressの脆弱な追加機能狙う攻撃 - サイト間感染のおそれも
攻撃対象となった「Ultimate Member」は、10万件以上のサイトに導入されている人気プラグイン。8月10日に公開された「同2.0.23」で修正されたばかりのアップローダーに関する脆弱性が早くも狙われた。
さらに今回の攻撃では、脆弱なテーマやプラグインを利用していないサイトであっても、間接的に影響が及ぶ可能性もあり、注意が必要だ。
脆弱性を悪用して挿入されるコードには、同じサーバ内に存在する書き込み可能なファイルを検索して感染を拡大する機能を搭載。
ファイルのユーザー権限に依存するが、侵害されたサイトと同じ管理者のサイトなど、脆弱なテーマやプラグインはもちろん、「WordPress」を導入していない環境であっても、改ざんされるおそれがある。
またサイト間の感染がいったん生じると、部分的な対処では再感染を引き起こすため、駆除が難しくなるという。
(Security NEXT - 2018/08/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意