WordPressの脆弱な追加機能狙う攻撃 - サイト間感染のおそれも
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」で利用される一部テーマやプラグインの脆弱性によってウェブサイトが改ざんされる被害が多数サイトで確認された。同じサーバ内で運用される別のサイトに感染が拡大するおそれもあるという。
攻撃を確認したSucuriによれば、「WordPress」向けに提供されているテーマ「tagDiv」の2年前に修正された脆弱性や、プラグイン「Ultimate Member」であらたに明らかとなった脆弱性を悪用してサイトを改ざんし、外部サイトへリダイレクトさせる攻撃が、8月以降多数検知されているという。
誘導先の不正サイトでは、偽の「reCAPTCHA」を表示していたほか、アクセスしたユーザーにブラウザ通知を許可するよう求める。
また侵害されたサイトでは、マルウェアを感染させることを目的としたスクリプトが外部から読み込まれていた。
同社が確認したところ最初に確認されたスクリプトは1700件以上、1週間後に追加されたスクリプトも500件以上のサイトに埋め込まれていた。さらに別のスクリプトが埋め込まれるケースもあるとしている。
(Security NEXT - 2018/08/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Apache Airflow」に脆弱性 - 接続情報が漏洩するおそれ
「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
Fortraのファイル転送ソフト「GoAnywhere MFT」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「SolarWinds WHD」に深刻な脆弱性 - 過去の修正をバイパス
「Chrome」にアップデート - 「V8」に関する脆弱性3件を修正
「MS Edge」の脆弱性3件を修正 - 一部「クリティカル」との評価も
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件を修正