不正アクセスで不祥事対応の内部情報が流出 - 高知県立大
高知県立大学が不正アクセスを受けたことがわかった。内部情報が漏洩し、不祥事対応に関する資料が職員に一斉送信されたほか、システムが変更されるといった被害も生じたという。
同大によれば、8月20日4時過ぎ、同大職員のメールアドレスから、全教職員228人宛てに、本来送信されることのない内部情報が一斉送信されたことから不正アクセスが発覚したもの。
同大が調査したところ、同大大学院が学外で利用するメールサービスが不正アクセスを受け、同サービスへ転送された学内のメールが外部に流出したほか、管理者パスワードが変更され、約20人のユーザー登録が削除されていることが判明した。
さらに大学院のウェブサイトにおいて、関連するページが削除されていたという。
一斉送信されたメールには、永国寺図書館の蔵書処分に関する問題に対しての同大コメント案や同問題に対する情報開示請求書などが添付。
さらに酒気帯び運転で検挙された同大職員への対応を協議した内容や職員のネット購入履歴なども含まれるという。
同大では、問題のメールが送信された同日20日6時半ごろ、事態を把握。同メールを削除するよう教職員へ通知するとともに、学内の教職員用メールサーバを停止。
翌21日、同メールサーバを復旧し、外部に対するメールの自動転送について登録制へ変更するとともに、高知県警に捜査を依頼したという。
(Security NEXT - 2018/08/24 )
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