Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Intelチップに脆弱性「Foreshadow」 - クラウドVM間で情報漏洩のおそれも

Intelの主要プロセッサに、投機的実行においてサイドチャネル攻撃が可能となるあらたな脆弱性「L1 Terminal Fault(L1TF)」が明らかとなった。脆弱性が悪用されるとクラウドのVM間で情報漏洩が生じるおそれもある。

20180815_fo_001.jpg
「Foreshadow」のロゴ

「L1TF」は、「Meltdown」や「Spectre」と同様の投機的実行におけるサイドチャネル攻撃が可能となる脆弱性。

1月8日に報告され、その後協調的に対応が進められてきた。Intelによると、8月14日の時点で悪用は確認されていないという。

「Intel Software Guard Extensions(Intel SGX)」をサポートする一部プロセッサが影響を受けるもので、コア内にある「L1データキャッシュ」よりデータが漏洩するおそれがある。

脆弱性を報告した研究者は、同脆弱性を「Foreshadow」と命名。作家が文学作品で、後半のストーリーを暗示する「伏線(foreshadowing)」を張りつつも、オチを明らかにしないことになぞり、プロセッサでは機密情報が保護される一方で、将来的に実行される内容をヒントに再構築できることから「Foreshadow」と名付けたとしている。

(Security NEXT - 2018/08/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

49システムで情報流出、横展開など確認 - ユミルリンク
「PHP2Shell」「HTTP2Shell」のいずれも影響 - 「PAN-OS」の修正版が順次公開
「PowerShell」に「Brotli」脆弱性を解消するアップデート
Windows版「PHP」にアップデート - 同梱「Brotli」を更新
脆弱性「PHP2Shell」の悪用を確認 - 米当局が注意喚起
Apple、「iOS 27.2」を公開 - 旧OSの更新では悪用脆弱性を修正
Google製「Brotliデコーダ」の脆弱性、幅広い環境に影響か
「PHP」にあらたな脆弱性、対象環境は限定的 - 次回更新時に修正
MSが定例外パッチ、「.NET」脆弱性を修正 - Brotli問題などに対応
「Nextcloud」組込ツールや「Arista VCO」の脆弱性などに注意喚起 - 米当局