Linux向けダウンローダーの約99%がコインマイナー感染狙い
2018年第1四半期に検知したLinux向けのダウンローダーのほとんどが、仮想通貨の採掘を行うマルウェアの感染を狙ったものだったとする調査結果をWatchGuard Technologiesが取りまとめた。
同社が、同四半期に4万台弱の同社UTMにおいて収集したデータを取りまとめたもの。同四半期に検出したマルウェアの亜種は約2392万件。46%は定義ファイルを用いた検知を回避。のこりはいずれも振る舞いによって検知したものだった。国内に限ると検出したマルウェアの亜種は52万7263件。62%が定義ファイルによる検知を回避していた。
ワールドワイド全体において、Linux向けのダウンローダーやドロッパーの検出数は31万4515件。98.8%が仮想通貨を発掘させるマルウェアの感染を目的としたものだったという。
また同社では同四半期に、認証情報を窃取する「Mimikatz」を30万3526件検出した。マルウェアのなかで7番目に多かったが、3分の2は米国に集中。アジア太平洋地域で検出された割合は0.1%未満と少なかった。
(Security NEXT - 2018/07/02 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Progress製DB接続ドライバ「DataDirect」に複数の脆弱性
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Azure Bastion」「SharePoint Online」に深刻な脆弱性 - すでに修正済み
「SonicWall Email Security」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Oracle Fusion Middleware」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
