Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Joomla」が立て続けにアップデートをリリース - 脆弱性やバグに対処

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Joomla」の開発チームは、立て続けにアップデートをリリースし、脆弱性やバグに対処した。

開発チームでは、6月26日に「Joomla 3.8.9」をリリース。同バージョンでは、言語変更用モジュールにおける「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2018-12711」を解消。さらに「PHP 5.3」に起因するローカルファイルインクルードの脆弱性「CVE-2018-12712」を修正している。

セキュリティに関する修正は上記2件のみで、いずれも重要度は「低(Low)」だった。また脆弱性以外にも、50件におよぶバグや機能改善を実施したという。

さらに開発チームは、「同3.8.9」において「Windows server」が影響を受けるバグ1件が見つかったとして、同日に「同3.8.10」をリリースした。Windows環境で利用している場合は、できるだけ早期にアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/06/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Kibana」にプロトタイプ汚染の脆弱性 - アップデートや緩和策
「Firefox」のJavaScript処理に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「Auth0」のSDKに脆弱性 - 各プラットフォーム向けにアップデート
「glibc」に深刻な脆弱性 - 2024年のアップデートで修正済み
多要素認証製品「Advanced Authentication」に脆弱性 - 4月更新で修正済み
「macOS」にアップデート - 多数脆弱性を解消
「Node.js」に脆弱性 - 各ブランチ向けにアップデート
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」や「SAP NetWeaver」の脆弱性悪用に警戒を - 米当局が注意喚起
IDと公開鍵を紐づける「OpenPubkey」に署名検証バイパスのおそれ