NICT、脆弱性管理プラットフォーム「NIRVANA改弐」を発表
情報通信研究機構(NICT)は、脆弱性スキャナとの連携により脆弱性を管理できるプラットフォーム「NIRVANA改弐」を発表した。

画像上は脆弱性の検知画面。また重大度や個数など表示するほか、詳細情報へアクセスすることもできる(画像:NICT)
同機構では、組織内のネットワークをリアルタイムに観測し、各種セキュリティ機器からのアラートを集約してサイバー攻撃の状況を可視化できる統合分析プラットフォーム「NIRVANA改」を開発しているが、あらたに脆弱性管理プラットフォームとして「NIRVANA改弐」を開発したもの。
同製品では、フューチャーが開発する国産のオープンソース脆弱性スキャナ「Vuls」と連動。サーバに対する脆弱性スキャンの結果を可視化できる。さらに影響が広範囲に及ぶ脆弱性が判明した際、「NIRVANA改弐」により自動で対処を行うアクチュエーション機能を用いて組織内部のネットワークをスキャンし、脆弱性が含まれるサーバを把握することが可能。
今後は、脆弱性管理の共通プラットフォームを目指し、さまざまな脆弱性スキャナとの連携を進めていく予定だという。
(Security NEXT - 2018/06/11 )
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