ゲームプレイを強要するランサムウェア - データ欠損で復号不可のケースも
端末内のファイルを暗号化し、金銭の支払いではなく、ゲームのプレイを強要する「PUBGランサムウェア」が確認されている。
問題のランサムウェアは、デスクトップ上のファイルを暗号化。人質としたファイルを復号する条件が、従来のランサムウェアに見られる金銭の要求ではなく、回復コードの入力か、1時間のゲームプレイを条件としていたという。
キヤノンITソリューションズによると、難読化など行われていない単純な構造のランサムウェアで、回復コードを入力することでファイルの復号化が可能であり、ジョークとして作成された可能性があると分析。
一方で、ファイルのデータが欠損し、復号できないケースも見られるほか、他攻撃者によってコードを流用されるおそれもあると指摘している。

PUBGランサムウェアの画面。プレイ回数や秒数を示す表示も見られる(画像:CITS)
(Security NEXT - 2018/06/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
まもなくGWの長期休暇 - セキュリティ対策の確認を
先週注目された記事(2025年4月13日〜2025年4月19日)
ランサムウェアへの対処を学ぶカードゲーム - JC3が無償公開
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
先週注目された記事(2025年3月2日〜2025年3月8日)
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
先週注目された記事(2025年2月23日〜2025年3月1日)
先週注目された記事(2025年2月16日〜2025年2月22日)
侵入後に即攻撃するランサムウェア「Ghost」に注意 - 70カ国以上で被害
ランサム攻撃グループ「8Base」関係者が逮捕 - 400社以上が標的