ゲームプレイを強要するランサムウェア - データ欠損で復号不可のケースも
端末内のファイルを暗号化し、金銭の支払いではなく、ゲームのプレイを強要する「PUBGランサムウェア」が確認されている。
問題のランサムウェアは、デスクトップ上のファイルを暗号化。人質としたファイルを復号する条件が、従来のランサムウェアに見られる金銭の要求ではなく、回復コードの入力か、1時間のゲームプレイを条件としていたという。
キヤノンITソリューションズによると、難読化など行われていない単純な構造のランサムウェアで、回復コードを入力することでファイルの復号化が可能であり、ジョークとして作成された可能性があると分析。
一方で、ファイルのデータが欠損し、復号できないケースも見られるほか、他攻撃者によってコードを流用されるおそれもあると指摘している。

PUBGランサムウェアの画面。プレイ回数や秒数を示す表示も見られる(画像:CITS)
(Security NEXT - 2018/06/05 )
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