「BIND 9.12」にリモートから攻撃可能な脆弱性が2件 - アップデートがリリース
「BIND 9.12」に特定環境下でリモートより悪用可能な脆弱性が複数含まれていることがわかった。Internet Systems Consortium(ISC)や関連機関では利用者へ注意を呼びかけている。

「CVE-2018-5737」は、キャッシュDNSサーバとして運用している際に影響を受ける(画像:ISC)
「同9.12.1」および「同9.12.0」において脆弱性2件が明らかになったもの。「同9.11」「同9.10」「同9.9」は影響を受けない。
キャッシュDNSサーバとして利用し、「max-stale-ttl」を0以外で運用している際に、異常終了や性能低下が生じる脆弱性「CVE-2018-5737」が判明したもの。
「同9.12」より導入された権威サーバにアクセスできなくなった場合に利用する「serve-stale」に起因する脆弱性で、同機能を無効化していても影響を受けるという。さらに「NSEC aggressive negative caching」との関係で異常動作が発生し、性能低下が引き起こされるおそれもある。
(Security NEXT - 2018/05/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
DB管理ツール「pgAdmin」に脆弱性 - アカウント乗っ取りのおそれ
機械学習フレームワーク「H2O-3」に深刻な脆弱性
「ImageMagick」に再度深刻な脆弱性 - サーバ環境は注意
「Spring Cloud Gateway Server WebFlux」に深刻な脆弱性 - 設定改ざんのおそれ
「HashiCorp Vault」に脆弱性 - 複雑なJSON処理でDoS状態に
C言語向けライブラリ「cJSON」に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
DjangoフレームワークにSQLi脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge 140」が公開 - 独自修正含む脆弱性5件に対処
Pixarの3D記述フレームワーク「OpenUSD」に深刻な脆弱性 - PoCも公開
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局