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「WebLogic」のRCE脆弱性狙う攻撃に注意 - パッチ公開数時間後より被害が発生

4月17日に修正パッチがリリースされた「WebLogic Server」の脆弱性に対する攻撃が発生している。パッチ適用後も脆弱性の悪用が可能であるとの指摘もあり、警戒が必要だ。

問題の脆弱性は、「T3プロトコル」のデシリアライズ処理に存在するリモートより悪用可能な脆弱性「CVE-2018-2628」。Oracleでは、4月17日に「クリティカルパッチアップデート(CPU)」をリリースし、対処したとしている。

同脆弱性に関しては、4月18日に脆弱性を発見したセキュリティ研究者がブログで詳細を説明。翌19日には別の研究者が実証コード(PoC)をGitHub上で公開した。

実際に脆弱性を悪用する動きも広がりを見せている。Morphus LabsのチーフリサーチオフィサーであるRenato Marinho氏によれば、T3プロトコルを利用するTCP 7001番ポートに対する探索行為が19日に急増したという。

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Morphus LabsによるTCP 7001番ポートの観測状況

(Security NEXT - 2018/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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