Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracleが定例アップデート、脆弱性254件を修正 - 143件はRCE脆弱性

Oracleは、四半期ごとに公開している定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」をリリースした。254件の脆弱性を修正している。

20180418_or_001.jpg
CPUを公開したOracle

今回のアップデートでは、「Oracle Database Server」や「MySQL」をはじめ、「Fusion Middleware」「Enterprise Manager」「Oracle PeopleSoft」「Oracle Industry Applications」「Oracle Systems Products Suite」「Java SE」などの脆弱性に対応した。

CVEベースであわせて254件の修正を行っているが、約35%はサードパーティのアップデートにともなう修正だとしている。

これら脆弱性において、共通脆弱性評価システム「CVSS v3」でスコアが「7.0」以上の「緊急」または「重要」とされる脆弱性は139件。また143件はリモートより認証なく攻撃が可能だとしている。

(Security NEXT - 2018/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消