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一部学費請求書を誤送付、前年データ流用後に作業ミス - 横浜市立大

横浜市立大学は、学費請求書の一部が誤った住所へ送付されたことを明らかにした。システムに追加するためにデータを作成した際、作業ミスがあったという。

同大によれば、4月16日に新入生の保証人へ送付した学費請求書の一部において誤送付が発生したもの。郵便局から請求書が返送されたことから問題に気が付いた。学費請求書には、2018年度の新入生と保証人の氏名と学籍番号が記載されている。

誤送付した件数は70件。そのうち31件が誤った宛先に届く可能性があり、2件については誤った宛先に届いて同大へ連絡があった。また37件は宛先不明で返送されたとしている。

誤送付が発生した原因は、データ作成時のミスによるものだった。同大では、教務電算システムへアップロードするデータについて、更新項目がずれないよう前年度に利用したデータのコピーに上書きする方法を用いて作成していたが、請求先住所の項目を上書きしなかったため、2018年度の新入生70人分の請求先住所が、前年度の新入生の住所として登録されてしまったという。

同大では誤送付先に電話で連絡し、説明と謝罪を実施。返信用封筒を発送し、誤送付した請求書の回収を進めている。また本来の送付先となる保証人に対しても謝罪し、あらたな学費請求書を発送している。

(Security NEXT - 2018/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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