Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

リモート授業で関係ない個人情報を共有 - 諏訪東京理科大

諏訪東京理科大学は、教員がリモートによる授業を行った際、学生の個人情報が画面上に表示されたことを公表した。

同大によれば、8月7日に教員が担当科目の履修学生に対してリモート授業を行った際、授業とは関係ない学生1人の個人情報が共有されたもの。同授業を受講している学生から指摘があり判明した。

提示された情報は、学籍番号など学生1人のプライバシーに関わる基本情報としており、受講する学生約41人に対し、3分間程度提示されたという。

今回の事態を受け、同大では個人情報が提示された学生とその保証人に対し、説明と謝罪を行った。また、受講した学生に対し謝罪し、個人情報を不正利用することがないよう要請。

同大の教員に対して、授業で使用する資料の内容が適切であるか確認するとともに、リモート授業の画面共有時はパソコン上で開いているファイルが容易に共有されてしまうため、関係のない資料など閉じるなど対策を講じるよう求めた。

(Security NEXT - 2020/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処