Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Drupal」脆弱性で感染を拡大するボット「Muhstik」見つかる

感染後に2種類のプログラムがダウンロードされるが、Drupalが稼働するウェブサイトより配信されており、送信元のIPアドレスはワールドワイドに広く分散していたという。また11件のコマンド&コントロールサーバに関する情報がコードから見つかっている。

攻撃グループは、「Drupal」以外にも「Weblogic」や「WordPress」などの脆弱性を突く6種類のエクスプロイトを悪用。脆弱性の状況を調べ、外部サイトに脆弱性の状況を通知していた。またSSHによりスキャンする機能を備える。

ワームとして感染を拡大するほか、永続的に動作するようプログラムされていた。また仮想通貨をマイニングするためのプログラムをインストールさせたり、DDoSなどに悪用していると見られる。

(Security NEXT - 2018/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目