Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Drupal」脆弱性で感染を拡大するボット「Muhstik」見つかる

コンテンツマネジメントシステム「Drupal」に深刻な脆弱性「CVE-2018-7600」が見つかった問題で、ボットネットが感染を拡大する際に同脆弱性を悪用していたことがわかった。

同脆弱性に関しては、実証コードが公開された4月12日以降、悪用が観測されているが、攻撃を観測したQihoo 360 Netlabによれば、少なくとも3グループが同脆弱性を悪用していたという。

そのなかの1グループがボットに脆弱性を悪用するエクスプロイトを実装。現在は活動を停止しているが、ワームとして感染拡大に脆弱性を利用していたという。

ボットは「Tsunami」の亜種と見られ、同社では、バイナリファイルの名称やIRCチャンネルから「Muhstik」と命名している。

(Security NEXT - 2018/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供