「Chrome 66」でセキュリティに関する62件を修正 - サンドボックス「Site Isolation」をトライアル
「Chrome」の開発チームは、WindowsやMac OS、Linux向けに最新版ブラウザ「Chrome 66.0.3359.117」を提供開始する。機能改善のほか、複数のセキュリティに関する修正を実施した。

アップデートを公開したChromeの開発チーム
開発チームによると、今回のアップデートでは、セキュリティに関する62件の修正を実施。CVEベースで34件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。
CVEが採番されている脆弱性を見ると、重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は「CVE-2018-6085」「CVE-2018-6086」の2件。いずれもディスクキャッシュの処理において解放後のメモリへアクセスを行う「Use after free」の脆弱性だった。
また1段階低い重要度「高(High)」の脆弱性6件を解消している。バッファオーバーフローの脆弱性や同一生成元ポリシーのバイパス、プラグイン処理の問題、「Use after free」などの脆弱性に対処した。
(Security NEXT - 2018/04/19 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開

