「Spring Framework」の深刻な脆弱性、すでに実証コードも
ウェブアプリケーションの開発基盤「Spring Framework」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、実証コードが公開されていることがわかった。
「クリティカル(Critical)」の脆弱性「CVE-2018-1270」など4件の脆弱性が明らかになったもの。
4月3日に3件の脆弱性を解消したアップデートとして「同5.0.5」「同4.3.15」がリリースされたが、「同4.3.15」では対策が不十分であり、「CVE-2018-1275」として4月9日に再度修正が行われている。
今回のアップデートを受けて注意喚起を行ったJPCERTコーディネーションセンターによれば、脆弱性の悪用を説明するウェブアプリケーションの実証コードを確認しており、実際にリモートから任意のOSコマンドが実行可能であることを確認したという。
同センターでは、十分にテストを実施した上で最新版となる「同5.0.5」「同4.3.16」へアップデートするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/04/10 )
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