Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco製スイッチ設定ツールに攻撃受けるおそれ - 国レベルの攻撃で悪用、複数国で被害

Cisco Systemsと同時期である2017年11月末ごろより、「ShadowServer」「Shodan」によるスキャンの増加を観測した。

当初、攻撃とみられるアクセスはなかったが、2018年3月30日以降、TCP 4786番ポートに対する攻撃の活発化が観測されたという。

同機構では、日本国内において、攻撃を受けるおそれがある機器が1万台弱ほど存在する可能性があるとの見方を示し、警戒を強めている。

今回の問題に関してCisco Systemsでは、利用機器をスキャンするためのツールを公開しており、アップデートやアクセス制御といった緩和策の実施、「Cisco Smart Install Client」の無効化などを実施するよう利用者へ呼びかけている。

20180406_ci_003.jpg
NICTが観測したTCP 4786番ポート宛の通信(グラフ:NICT)

(Security NEXT - 2018/04/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起