Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2017年4Qの新種マルウェア、6336万件で過去最悪 - ランサムも大幅増加

同四半期にあらたに検知されたマクロマルウェアは、約14万4000件で前四半期比で53%の増加。ただし、2017年全体では前年比で35%減となった。

20180328_ma_001.jpg
記者説明会に登壇した櫻井氏

一方「PowerShell」を悪用するファイルレスマルウェアは、約1万6600件を検知しており、前四半期比267%の増加。1年間を通じて見ると、前年の5倍以上とファイルレスマルウェアの悪用が目立っている。感染経路はメールが中心で、添付ファイルなどに注意が必要だという。

JavaScriptベースのマルウェアは約432万件で前四半期より9%減少した。メール経由の検出が中心だという。またこれらには、「Coinhive」をはじめ、ブラウザ上でマイニングを行うスクリプトについてもマルウェアとして検出しており、これら統計に含まれるという。

(Security NEXT - 2018/03/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で
3Qのセキュ相談、前四半期比約27%減 - 「不正ログイン」は過去最多
3Qのインシデント、前期四半期比25%減 - 「サイト改ざん」が大幅減少