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2017年4Qの新種マルウェア、6336万件で過去最悪 - ランサムも大幅増加

同四半期にあらたに検知されたマクロマルウェアは、約14万4000件で前四半期比で53%の増加。ただし、2017年全体では前年比で35%減となった。

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記者説明会に登壇した櫻井氏

一方「PowerShell」を悪用するファイルレスマルウェアは、約1万6600件を検知しており、前四半期比267%の増加。1年間を通じて見ると、前年の5倍以上とファイルレスマルウェアの悪用が目立っている。感染経路はメールが中心で、添付ファイルなどに注意が必要だという。

JavaScriptベースのマルウェアは約432万件で前四半期より9%減少した。メール経由の検出が中心だという。またこれらには、「Coinhive」をはじめ、ブラウザ上でマイニングを行うスクリプトについてもマルウェアとして検出しており、これら統計に含まれるという。

(Security NEXT - 2018/03/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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