外部公開された「memcached」は5万台以上 - 踏み台1つで1Gbps弱のトラフィック
同社は、「memcached」を利用したリフレクション攻撃について、攻撃者がストアされたデータを数百回にわたりリクエストするなど、応答サイズを大きくし、攻撃全体の倍率を上げることができると指摘。
1Mバイトを100回要求した100Mバイトのトラフィックを、わずか203バイトのリクエストによって生成できると、今回のリフレクション攻撃による影響の大きさを説明している。
また今回の攻撃について、2016年9月のMiraiボットネットによる攻撃の2倍以上にあたり、公になっている攻撃では最大規模の攻撃であり、さらに大規模な攻撃を行うことも可能であるとして、警戒を呼びかけている。
「memcached」のリフレクション攻撃については、すでに「攻撃ツール」として提供されていることへの懸念が出ているほか、国内でも踏み台被害が確認されている。
(Security NEXT - 2018/03/02 )
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