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攻撃パケットは前年比約1.2倍、IoT狙う攻撃が高度化 - NICT調査

また同機構によると、マルウェアに感染したIoT機器を発信元とし、ウェブカメラやモバイルルータなどのIoT機器で利用するポートを宛先とする通信が半数以上を占めた。

同機構はIoT機器に対する攻撃について、従来は脆弱なIDやパスワードにつけ込み、機器に侵入する手法が多くを占めたが、機器の脆弱性を悪用する攻撃が増加するなど、高度化が進んでいると分析。

組織や家庭においてIoT機器の利用状況を把握し、適切に機器の設定を行ったり、アップデートを実施することが求められるとして、対策を呼びかけている。

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攻撃における宛先ポートの割合(表:NICT)

(Security NEXT - 2018/02/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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