Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ウイルスバスター」導入環境にdllハイジャックの脆弱性

トレンドマイクロが個人や法人向けに提供している「ウイルスバスター」など一部製品をインストールした環境において、意図せずライブラリファイルが読み込まれる「dllハイジャック」の脆弱性が明らかとなった。

Windows向けの対象製品に含まれる「ユーザーモードフックモジュール」に脆弱性「CVE-2018-6218」が判明したもの。

対象製品を導入している環境において、他アプリケーションのインストーラを実行した際、他アプリケーションのインストーラと同じディレクトリ内にあるライブラリファイルが読み込まれるおそれがある。

同脆弱性は、三菱電機インフォメーションシステムズの太田英憲氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。トレンドマイクロでは、各製品向けにクリティカルパッチや修正プログラムをリリースした。

(Security NEXT - 2018/02/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
ゲームサーバ管理ツール「Pterodactyl Panel」に脆弱性 - 悪用の動きも
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
脆弱性スキャナ「Nessus」のWindows版エージェントに複数脆弱性
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「IBM Backup, Recovery and Media Services for i」に権限昇格の脆弱性