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Adobe Flash Playerにゼロデイ攻撃が発生 - 2月5日の週に修正予定

「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性が含まれていることが明らかになった。ゼロデイ攻撃が発生しており、Adobe Systemsでは、2月5日の週にアップデートをリリースしたい考えだ。

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2月5日の週にアップデートの公開を計画しているAdobe Systems

今回明らかとなった脆弱性「CVE-2018-4878」は、「同28.0.0.137」および以前のバージョンに存在。

解放後のメモリへアクセスするいわゆる「Use-after-free」の脆弱性で、リモートよりコードを実行され、システムの制御を奪われるおそれがある。

すでに同社では、Windowsを対象とした標的型攻撃で悪用されているとの報告を受けている。

確認されている攻撃は「限定的」としているが、Officeドキュメントに悪意ある「Flashコンテンツ」を埋め込まれ、メールで送信されていたという。

今回の問題を受け、同社では2月5日の週に同脆弱性を修正するアップデートをリリースできるよう準備を進めている。また「swfコンテンツ」の再生前にプロンプトを表示させたり、Officeが備える「保護ビュー」を活用するなど、緩和策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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