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Apple、「Spectre」緩和策を追加した「macOS」や「iOS」を公開

Appleは、脆弱性「Spectre」に対する緩和策として「macOS High Sierra」および「iOS」向けにアップデートを公開した。Mac OSの旧バージョンに対しても「Safari」の更新をリリースしている。

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Appleによる「macOS High Sierra 10.13.2 Supplemental Update」のアナウンスメント

別名「Spectre」として知られ、CPUの投機的実行に対してサイドチャネル攻撃が行われるおそれがある脆弱性「CVE-2017-5753」「CVE-2017-5715」が明らかになったことから、同社ブラウザ「Safari」や「WebKit」向けに緩和策を追加したもの。

同社では、12月に公開したアップデートで「Meltdown」として知られる「CVE-2017-5754」の緩和策をすでに導入しており、今回のアップデート「macOS High Sierra 10.13.2 Supplemental Update」および「iOS 11.2.2」では、「Safari」における「Spectre」への緩和策を盛り込んだ。

「macOS High Sierra」では、「Safari 11.0.2(13604.4.7.1.6)」あるいは「同11.0.2(13604.4.7.10.6)」へバージョンアップされる。

(Security NEXT - 2018/01/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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