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11月修正の「MS Office」脆弱性、攻撃受けるリスクが上昇

しかし、同ソフトは「DEP(Data Execution Prevention)」や「CFG(Control Flow Guard)」といった脆弱性攻撃への緩和機能において対象とされていないとセキュリティ機関が指摘。

さらにメモリを保護する「ASLR(Address Space Layout Randomization)」が適用されないケースも明らかとなっており、脆弱性の悪用が容易であることが判明している。

脆弱性の再現性について検証したソフトバンク・テクノロジーでは、同脆弱性を悪用することで、実際に攻撃対象のシステムで任意のコマンドが実行できることを確認したという。

脆弱性に対する攻撃は容易であり、攻撃を受けた際にシステムへの影響も大きいと指摘。アップデートの実施など対策を講じるよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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