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「Oracle Tuxedo」に深刻な脆弱性 - 更新を強く推奨

アプリケーションサーバ「Oracle Tuxedo」において、Javaベースのインタフェース「Jolt」のコンポーネントである「Joltサーバ」に深刻な脆弱性が存在することが明らかとなった。Oracleでは、早期のアップデートを強く推奨している。

同製品において、「CVE-2017-10269」をはじめ、あわせて5件の脆弱性が含まれていることが明らかになったもの。

「CVE-2017-10269」に関しては、リモートより認証なしに悪用が可能。共通脆弱性評価システムである「CVSS 3.0」で最高値にあたる「10.0」とスコアリングされた。また「CVE-2017-10272」についても「9.9」と高い値となっている。

これら脆弱性は、「Oracle Tuxedo 12.2.2」「同12.1.3」「同12.1.1」「同11.1.1」が影響を受けるとし、同社では、アップデートをできる限り早期に適用するよう強く推奨している。

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5件の脆弱性に関する詳細(表:Oracle)

(Security NEXT - 2017/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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