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10月のマルウェアメール、7カ月ぶりに減少 - 新種マルウェア5000万件割る

10月は、3月以降増加傾向だったマルウェア感染メールの割合が、7カ月ぶりに減少した。しかし2017年上半期と比較すると、依然として高い水準となっている。

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あらたなマルウェア亜種の検知状況(グラフ:Symantec)

米Symantecが、同社における10月の観測状況を取りまとめたもの。同月に同社が確認したあらたなマルウェアの亜種は4880万件。

9410万件でピークを迎えた1月からほぼ減少傾向が続き、前月の5000万件を下回った。5000万件を下回ったのは、3290万件だった2017年1月から9カ月ぶり。

マルウェア感染を目的としたメールの割合は、355件に1件。312件に1件だった前月から改善した。3月以降、割合は上昇傾向が続いていたが、7カ月ぶりの減少となる。

(Security NEXT - 2017/11/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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