広く利用される暗号化ライブラリに脆弱性「ROCA」 - 鍵長1024ビットなら解析コストは1万円以下
脆弱性を発見した研究者は同脆弱性について少なくとも2012年以降に米政府のセキュリティ認証基準である「NIST FIPS 140-2」や、コモンクライテリアの評価保証レベル「CC EAL 5+」の認定を受けたデバイスにも存在すると指摘している。
一部PCメーカーでは、Trusted BootのためにInfineon製の「TPM(Trusted Platform Module)」ファームウェアを採用しており、対応に追われている。
脆弱性の判明を受けて、Google、HP、Lenovo、富士通など各ベンダーにおいてもアップデートやガイドラインの提供を順次開始した。
またマイクロソフトでは、同社製品における脆弱性ではないとしつつも、同脆弱性の影響を緩和する目的で10月の月例セキュリティ更新によりアップデートを提供した。アップデートを公開した、米時間10月10日の時点で脆弱性の悪用などは確認されていないという。
(Security NEXT - 2017/10/19 )
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