Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat」にゼロデイ脆弱性 - 緩和策の実施を

「Apache Tomcat」において、リモートよりコードの実行が可能となる未修正の脆弱性が存在することがわかった。9月19日に修正された脆弱性と類似しているが、より多くの環境が影響を受けると見られる。

20170926_at_001.jpg
Apache Tomcatのウェブサイト。開発チームから脆弱性に関するアナウンスなどは出ていない

同ソフトウェアに関しては、9月19日に脆弱性2件へ対処した「同7.0.81」がリリースされたばかり。

読み取り専用に設定していない状態で「HTTP」による「PUTリクエスト」を受け入れると、リモートよりコードを実行される脆弱性「CVE-2017-12616」など解消されたが、今回あらたに未修正の脆弱性「CVE-2017-12617」が判明した。

「CVE-2017-12616」に類似しており、「readonly」を無効化していると、リモートより「PUTメソッド」によってコードを実行されるおそれがあるという。

(Security NEXT - 2017/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因