複数製品でOSPFプロトコルの実装に脆弱性 - ルーティングテーブル改ざんのおそれ
複数の製品において、「Open Shortest Path First(OSPF)プロトコル」の実装に脆弱性が含まれていることが判明した。セキュリティ機関やベンダーが注意を呼びかけている。

各ベンダーのステータス(表:JVN)
複数製品における同プロトコルの実装で、データの整合性を検証する処理に不備があることが明らかとなったもの。
細工されたメッセージによって、同一ルーティングドメイン内に接続されているルータのルーティングテーブルを改ざんすることが可能。脆弱性を悪用されると、サービス拒否が生じたり、トラフィックを別のルータへ誘導されるおそれがある。
「Quagga」や「Lenovo」「Cisco Systems」などの製品にCVE番号が割り当てられているほか、ベンダー各社では該当する製品の有無について情報を公開。セキュリティ機関ではベンダーの情報をもとに、最新版へアップデートするよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/07/31 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性