Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサムウェア「AES_NI」「BTCWare」被害者向けに復号化ツール

Avast!は、ランサムウェアの被害者向けにあらたな復号化ツールをリリースした。同社サイトより無償でダウンロードすることができる。

20170530_av_001.jpg
復号化ツールを公開している「Avast!」

同社では、端末利用者の意図に反してファイルを暗号化し、復号を交換条件に金銭を要求する「ランサムウェア」の被害者向けに復号化ツールを提供しているが、あらたにツール2件を追加したもの。

復号化ツールのひとつは、「.aes_ni」をはじめ、「.aes256」や「.aes_ni_0day」などへ拡張子を変更する特徴を持ったランサムウェア「AES_NI」の被害者向けに用意したもの。

同ランサムウェアは、2016年12月ごろに確認され、複数の亜種が流通している。セキュリティ研究者が公開したマスタープライベートキーにより復号化ツールを開発した。

(Security NEXT - 2017/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害、委託先の設定ミスが侵入経路に - 不動産仲介会社
KADOKAWA「あらたなサイバー攻撃は未確認」 - 攻撃者主張を受け
サーバにランサム攻撃、個人情報流出の可能性 - 福井電機
複数サーバでランサム被害、取引先にも影響 - 白崎コーポレーション
8割超のランサム攻撃がVPNやRDP経由 - 警察庁が注意喚起
先週注目された記事(2024年9月1日〜2024年9月7日)
ランサムウェア「RansomHub」が猛威 - 7カ月で200件超の被害
ランサム被害が判明、影響など調査 - モラロジー道徳教育財団
再委託先でランサム感染、被保険者情報が流出した可能性 - クボタ健保組合
サーバがランサム被害、原因や影響など調査 - ペット用品会社